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2025/09/30/22:27  カテゴリー/

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9月に書く出産記 術後編2

2009/06/06/00:00  カテゴリー/[日常]日常

 腹を切って赤子を出してもらって2日目。導尿は外され、食事の許可も出た。とはいえ食事は相変わらずマズいんで残しまくってたんだけどね。
 寝てるだけなら特に何も感じなくなったけど、腹筋に力を入れると痛い。トイレに行くのに起き上がるのもままならず、最大限までベッドを起こして、


「いたたたたたた・・・」

と言いながら体を立てて、また


「いたたたたたた・・・」

と言いながら立ち上がる。ゆっくり歩くにはそれほど痛くはないけど、力を入れられないからヨタヨタなるし、まだ点滴してる。点滴の台を持ってヨタヨタ歩く姿は本当に老人のようだったに違いない。
 そんな感じで全てをトロトロやってたら、悪露でショーツをちょっと汚してしまった。病院から支給されてる産褥ショーツは1枚だけだったけど、自分でも一応持ってきてたんで取り替えようとして気付いた。



((((;゜д゜))) ((((;゚Д゚)))
入らない!!!



 Mサイズの産褥ショーツが太もも辺りで入らない。あると便利と聞いて買っておいたLの生理用ショーツでさえ入らない。母に言って妊娠中に使っていたショーツを持ってきてもらって事なきを得たけど、こんなにも腰が広がっていたとは驚いた。
 土曜日なんで旦那サンに来てもらった。旦那サンは出産後ちょっとだけ赤子を見て帰ってったから、ちゃんと父親の自覚を持ってもらうためにじっくり見てもらおうと思って。
 親に駅まで迎えに行ってもらい、連れてきてもらう。
 旦那サンを連れてきてくれた母親は気を使ってか、喫茶スペースでコーヒーを飲むと言って出ていった。2人っきりになったからってそんなラブい会話する夫婦じゃない。


「何もできなくて暇でさー、窓の外に見えるのってあの木の先端だけだから、ボーッと見てた」

旦那サン
「なにその『最後のひと葉』」


「いや別にO.ヘンリーごっこしてたわけじゃないんだけど、本当に暇だったの!」

旦那サン
「あんたは葉っぱが落ちたら死ぬってタイプじゃないよね。1枚だけヒラヒラしてて邪魔だからってむしるタイプよね」


「あんただって、葉っぱが落ちたくらいじゃ死なんって証明するとか言ってむしってくるタイプやん」

 こんなしょうもない会話をしていた。思い出してもしょうもない会話だ・・・。
 家族が来ている事に気付いた看護師さんが赤子を連れてきてくれた。戻ってきていた母は、当然ながら楽々抱っこ。


「軽い〜」

 孫達はすくすく成長してるもんね。
 続いて旦那サンに抱っこしてもらったけど、



!Σ( ̄ロ ̄lll)
抱っこが下手すぎる!



 うちの旦那サンは抱っこの仕方を知らないからって抱っこが怖いってタイプじゃないのはわかっていた。その代わり、適当に抱っこしている。何というか・・・何とも説明しがたい変な抱っこになっていた。しかも赤ちゃんは高い高いが好きと思っているようで、いきなり高い高いをしそうになる。



ヽ(;´Д`)ノ
新生児は高い高いはいらないよ!



 無知って怖い。
 赤さんは基本的に新生児室で面倒をみてもらい、ミルクをあげてもらってるようだった。けどこの日から定期的に授乳に連れて来られる。病院は布オムツだったんだけど、まだ起き上がれないんで取り替え方を教えられただけ。
 母乳はまだあんまり出ないし、赤子は飲むの下手だし、起き上がれないから添い寝授乳。優しい看護師さんのKさんは褒めたり励ましたりしながら手伝ってくれる。ちょっと厳しいIさんは、それじゃダメだと何度もやり直しをさせる。Kさんは天使のようだ。・・・注射さえ上手だったら良かったんだけど。初日にKさんが刺した点滴はものすごい痣になっていて、腕の内側に大きく広がっていた。他の看護師さんも驚いてたけど、Kさん自身も驚くほど。まあ、それほど痛くもないし私は気にならなかったんだけど。
 旦那サンは私の実家に泊まるんで、母に連れ帰ってもらった。
 ところで、昼頃から軽い頭痛を感じていた。寝すぎかなぁと思ってたらどんどんひどくなる。横になってたらどうってことないんだけど、ベッドを起こしてると途端に痛くなってくる。



?(゚∇゚|||)
何これ?手術が失敗して頭の血管が切れでもした?



 定期問診に来る看護師さんに訴えても「ふーん」って程度で流され、その代わりガスが出たかどうかをしつこく聞かれる。先生が回診に来た時に訴えてもリアクションは薄い。でも、尋常じゃない痛さなんだけど・・・。出産直前に風邪ひいたんで、その影響なんだろうか。先生と看護師さんが気にしないなら、私も気にしないことにした。寝てる分には全くどうもないんだし。部屋に付いてるトイレに行ってベッドに戻る間くらいなら我慢できる。
 ちなみにガスは夜中に出ました。

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産まれた!というか出してもらいました

2009/06/05/09:57  カテゴリー/[モブログ]モブログ

20090605095751
なかなか陣痛が強くならならず(でもそこそこの痛さで10分置き)間隔が狭くならないで苦しむこと丸1日、陣痛が強まってきて食欲ゼロになって丸1日。
処置や薬で陣痛が激痛になってるのに子宮口がなかなか広くならないこと数時間。
あまりにも遅々として進まないんで、最初にした点滴を再び。これまでにない短間隔&激痛に全員の期待が強まったものの、「このまま自然に進のを待ちましょう」と先生が点滴を外してからは、また間隔が5分くらいになり、一時期は恐ろしいほどの激痛だったのもただの激痛になってしまう。
腹の子は異常ないからどうしても自然分娩が良ければまだ待っていいし、もう一度点滴を使ってもいいけど・・・。とは言われたけど、寝ず食わずで憔悴してきたんで、このままもう一晩陣痛を耐えるのはできそうになかった。付き添ってた旦那サン、母親とも相談して帝王切開をお願いすることに。
たまたま少し前に帝王切開の手術があったらしくてスタッフが残ってたようで、1時間もしないうちに手術開始。
局部麻酔なんだけど、気が弱い人は失神するんじゃなかろうか。
緊張で時間の感覚がなかったので、何分くらいの手術だったのかはわからない。結構待って、ようやく産声が聞けた時は安心した。
赤子は少し見せられただけで連れていかれ、私の病室前の保育室に入れられていた。しかし私は麻酔が効いたまま台で運ばれて戻ったんでここでもちゃんと見れず。
そんなこんなで、昨夜21時半頃、3230gの女の子を出してもらいました。写真は、動けない私に代わって旦那サンに撮ってきてもらったやつ。
一晩開け、今度は子宮収縮の痛みに寝返りも打てずにいるとこ。
産後はあんまり細かい文字見ちゃいけないらしいんで、とりあえずかい摘んで報告のみ。
リア友にはまたメールします。

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8月に書く出産記 帝王切開編

2009/06/04/00:00  カテゴリー/[日常]日常

 手術室には結構な人数の人がいた。私はてっきり先生と麻酔医さんと看護師さん2人くらいかと思ったけど、7〜8人はいた。もっといたかもしれない。先生はいつも診てもらってた女医さんだけでなく、彼女の父親でありその産院の院長でもあるおじいちゃん先生もいた。



?(゚∇゚|||)
帝王切開ってこんなに大掛かりなものなんだ



 ビビってると、1人の女性から声を掛けられた。

女性
「麻酔を担当します○○です。よろしくお願いします」

 こんな時だけど、いらん時にいらん事を考える癖が発動。つい『チーム・バチスタの栄光』を思い出してしまい、“あれは麻酔医が犯人だったな・・・”とか全くもって関係ないことを考えてしまった。


「よろしくお願いいたします」

と返したけど、「くれぐれも」と付けそうになった自分を抑える。
 素っ裸で手術台に乗せられ、右腕に血圧計を取り付けられた。これは定期的に測定するようになってて数十秒ごとにピーッと鳴るんだけど、そうとは知らず


「なんか何回も計ってるんですけど」

 壊れてるんじゃないスか調で言って恥をかく。手術中は血圧を計り続けるらしい。
 さて、横向きになって背中を丸めるよう言われる。しかし陣痛による子宮の張りで体を丸めることができない。


「すみません、これ限界です」

と言うと、麻酔医さんが背骨を確認し始めた。いよいよ脊髄注射が始まる。背中にツーッと何かが入っていく感触がしたのは気のせいだろうか。
 仰向けになり、両腕を広げた状態で手首を手術台にくくりつけられ、体全体に布が掛けられた。TVとかで見る、緑っぽいあの布だ。正直怖い。ガチガチに緊張していた。さっさと始めてさっさと終わって欲しいと願う私に、麻酔医さんが麻酔が効いてるか確認すると言った。
 まず肩にアルコールが塗られ、手でパタパタとされる。

麻酔医さん
「これ、冷たいですよね」


「あ、はい」

 続いて麻酔さんが私のお腹辺りに移動した。

麻酔医さん
「これ、冷たいですか?」


「はい、若干」

 こえぇ・・・。
 しばらく時間を置いて同じことをされた時には、もう何も感じなくなっていた。つまり手術開始。カチャカチャと器具の音が聞こえてちょっと恐怖感が増す。看護師さんの1人が血圧計がピーッと鳴る度に数値を読み上げ始めたから、それに集中することにした。
 いつの頃からか病院で自分に施される処置は一切見るタイプだったんだけど、腹の皮と内臓を切り開かれると思うと怖い。もう目を閉じることにした。
 しばらくして、麻酔医さんに声を掛けられた。

麻酔医さん
「今、痛みありますか?」

 え?つまり今切ったってこと?メス入ったの!?言われてみれば、じーんとくる痛みがある・・・気がした。気のせいかもしれないと思ったけど、やっぱ何か痛い。


「思ったより痛いです」

麻酔医さん
「麻酔をちょっと強めましょうね」

 またしばらくして。

麻酔医さん
「今、痛みありますか?」


「うーん。痛いような気がします・・・」

 怖さが痛みを錯覚させてるのか本当に痛いのか、もはやわからない。

麻酔医さん
「頭がボーッとなる薬を入れましょうね」

 陣痛促進剤の時からつけっぱなしだった点滴に、注射器で何かを入れた。またまたしばらくして。

麻酔医さん
「今、痛みありますか?」


「わかりません・・・」

 頭がボーッとなったのかどうかもわからない。わからないってことは効いてるんだろうけど、その時はただ腹が開かれてる状態なのが怖い。
 切って取りだして縫うだけだと思ったら、結構時間が掛かった。早く終われとずっと思ってたから、長く感じただけなのかもしれない。もう取り出したのかな?まだなのかな?と思っていると、突然腹をぐいぐい押された。



((((;゜д゜))) ((((;゚Д゚)))
もしや・・・。今まさに、赤さんを押しだしてる・・・?
ヒイィィィ!!!



 そうやって出すなんて考えてもみなかった。麻酔医さんに「まじっすか」と言いそうになったけど耐える。結構な時間ぎゅうぎゅう押され続けてた気がするけど、長く感じただけなのか実際長かったのかは不明。押され終わるか終わらないかぐらいで、

看護師さん
「出てきましたよ。元気な女の子です」

と声が掛けられた。
 帝王切開だから、処置しないと産声が上がらない。自分の力で泣かせてあげられなくてごめん。
 え?こんなに時間かかるの?もしかして何かあったの?だからなかなか出てこなかったの?というくらいの時間が経ってようやく、

「ほにゃー ほにゃー」

という声が聞こえてきた。私にはこう聞こえた。
 こんなに産まれるのを拒否される前は、



( ´ω`).。oO
産まれてきたら感動するだろうなぁ。
私、泣くかも。
無事出てきて抱っこさせてもらったら一番最初に旦那サンにお礼言おう。
それから産まれてきてくれた赤さんにもお礼言おう。



と、恥ずかしながらメルヘンなことを考えていた。しかし実際は手術で取り出してもらい、1人で赤さんと対面することになった。しかも手術台にくくりつけられた状態で。
 看護師さんがほにゃほにゃ泣いてる赤さんを抱いて私の見えるところに連れて来てくれて、見せてくれた。

看護師さん
「ほら、元気な女の子ですよ。こんなに泣いて。ちょっと触りましょうね」

と、赤さんの足を私の手にちょんちょんと触れさせてくれた。


「紫・・・」

看護師さん
「はい、じゃあ処置がありますからね〜」

 赤さんは連れて行かれた。あれ?私、赤ちゃん見て第一声は「紫」で、しかもそれしか言ってない・・・。産まれたての赤ちゃんって紫っぽいのは知っていた。実際見ると本当に紫で、思わず「紫」って言っちゃって・・・。でも、それっきりとか・・・。そりゃないよ。
 もう一度赤ちゃんを見せてもらえるかと思いきや、しばらくして(多分、縫合とかされて)緑の布が取り払われ、病院の入院着を着せられ、ベッドごと移動が始まった。



(゚ー゚*?)
あれ?赤さんは?



 私の病室がある2階まで運ばれ、ナースセンターの前を通る時に看護師さんに声を掛けられる。

看護師さん
「ほら、赤ちゃんですよ」

 赤さんは既に新生児室にいて、保育器にいれられていた。なんせベッドに寝たままだったんでよく見えなかったんだけど。
 病室には旦那サンと私の両親と妹が来ていた。


「おめでとう。色白だったよ」


「うんうん」


「ちゃんと手足の数もあったし」


「うん」


「遅くまでお腹にいただけあって、体重もしっかりあったし」

 私が41週腹に入れ、私の血と肉で育てたはずなのに、私より赤さんの外見に詳しいんでちょっとジェラシー。
 手術後はエコノミー症候群になるとかで(しくみは説明されたけど、もう忘れた)足の裏に一定間隔でポコンポコン刺激を与える物を取り付けられた。真面目に話してるのに「ポコン・・・ポコン・・・」とちょっと愉快な音がして、ちょっと情けない。
 旦那サンはこの日の最終電車で帰る予定になっているし、「疲れてるだろうから」と家族は帰っていき、私は1人寂しく病室に取り残された。まだ麻酔は効いてるし、私自身は仰向けに寝てただけなんでそれほど疲れは感じない。だけど、電気を消された部屋で目を閉じた辺りから記憶がないんで、あっさり寝たようだ。

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9月に書く出産記 帝王切開後編

2009/06/04/00:00  カテゴリー/[日常]日常

 手術も無事終わったようだし、出るのを拒否し続けてきた赤さんも何の異常もない模様。ここの産院は出産後すぐから赤ちゃんと同室らしいけど私は帝王切開だったんで体が動かないため、1人部屋で眠っていた。
 看護師さんが入ってくる気配で目が覚めると、明るくて気さくだけどちょっとおっちょこちょいのMさんがいた。

Mさん
「傷の痛みはありませんか?」


「うーん、ちょっと痛いです」

 生まれて初めて内臓を切られたということがちょっとした衝撃となっており、この時の私には痛みに耐性がない状態になっていた。普段なら耐えれる痛みだけど、腹部と内臓を切った痛みだと思うと何か怖い。

Mさん
「痛み止め使います?」


「あ、お願いします」

 起き上がれないんで注射かな?と思ってたら、座薬を入れられた。赤の他人に座薬入れられるとか、記憶にないほど昔のことに違いない。親でさえ20年以上ないのに。
 それから数時間後。多分定期的な見回りなんだろう。またMさんがやって来た。

Mさん
「痛み、どうですか?」


「やっぱ痛いんですけど・・・」

Mさん
「あらら。うーん、陣痛とどっちが痛いですか?あはは」

 そりゃまあ陣痛の方が痛かった気がするけど、あれは骨盤が痛いって感じだった。この時は子宮が痛いと思う。


「陣痛の方が痛かったですけど、今は今で何か痛いんですけど・・・。でも我慢できる程度です」

Mさん
「もう1回鎮痛剤使ってみます?今度は注射になりますけど」

 ずっと点滴漬けで、今さら注射が増えてもどうってことない。お願いした。普通に腕にするんだと思ってたら、この注射はお尻にされた。生まれて初めてお尻に注射されたと思う。何で尻っぺたなんだろうか。
 しかし、次の見回りの時も痛みは引かない。まあ、にぶ〜い痛みが軽くあるだけだから、我慢しようと思えばできるんだけどね。
 それから、ずっと仰向けで寝てるんでお尻が痛い。少し体の角度を変えてもらったけど、痛い。このまま床ずれするんじゃないだろうかと思ってた。後でわかったことだけど、シーツがしわになっててその部分が膨らんでちょうどお尻に当たって痛かったみたい。
 相変わらずポコンポコンの音を聞きながら、寝たり起きたりを繰り返していた。これまでも病室でずっと退屈だったけど、術後は全く動けず赤ちゃんの世話もできないから本当に暇だった。眠くもないのにだらだら眠り、起きてもボーッとしとくだけ。産後すぐは小さい文字をみたりしちゃいけないと言うから、ケータイで遊ぶこともできない。ボーッとしてるうちにトロトロ眠って、またぼんやり起きて・・・。
 暇すぎてイライラするくらい、することがなかった。

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誕生時

2009/06/04/00:00  カテゴリー/[育児]身体測定

身長:51.0cm
体重:3224g
頭囲:33.0cm

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