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実家での出来事~怖がりだけどホラーに興味ありな姪その1編

2010/08/22/02:12  カテゴリー/[日常]日常

 16日は母が私、妹、姪その1、姪その2をランチに連れて行ってくれた。あ、もちろんぴよさんは私と一括りね。ちょっと遠いとこにある母オススメのレストランへ行った帰り。母が運転、妹は助手席、ぴよさんを抱っこした私(すいません、違反です)と姪2人は後部座席にいたんだけど。

姪その1
「しほ姉ちゃん、怖い話してやろっか」


「いいよ。でもお姉ちゃん、怖い話とか平気だしなー」

姪その1
「あのね、ある子供がね、海でね」

姪その2
「えとね、あのね、子供がね、海でね、飛び込んでからね」

姪その1
「海でね、岩の上から飛び込んでね」

姪その2
「写真をね、飛び込んでるとこをね」

姪その1
「飛び込んでるとこを写真で撮ったとけどね」

姪その2
「えっとね、飛び込むとこを写真で撮る事にしてね」


「え?なに?サラウンドステレオ?」

姪その1・その2
「なんそれ」

 どうやら姪その2も知ってる話らしく、自己主張の激しい姪その2は自分も話したくなった模様。そしてお互い譲らない。そう、姉妹とはライバル。最終的には

姪その1
「もー。ちょっとあんた黙ってて」

と言って妹を黙らせ、姪その1が話す事になった。でも姪その1もまだ8歳。順序立てて話そうとすると「えっとね」「あのね」だらけになる。既に聞くのが面倒になってたんで


「子供が飛び込んでるとこを写真に撮ったら、海の中からその子を引っ張ってる手が写ってたんでしょ」

とオチまで言ってやった。

姪その1・その2
「えー、何で知ってると!?」

 伊達に長く生きてないっすよ。
 夏になると子供向けイベントは、よく怪談をやる。子供って怪談好きなんだよねー。トイレの花子さんとか、口裂け女とか。姪達は、そういう子供向けイベントで怪談を聞かされて興味を持ったみたい。

姪その1
「じゃあ、しほ姉ちゃん何か怖い話して」


「んー。じゃあね、あるところにね」

姪その1
「それってどこの話?」


「どこって?」

姪その1
「近く?」


「さあ。知らん」

姪その1
「知らんとこ?じゃあさ、家の話?」

 ああ。身近な話だと怖すぎて聞けないんだね。姪その1はヘタレだもんなぁ。うーん、姪その1にとって身近過ぎない場所・・・。


「じゃあ、道路で車に乗ってる時の話するけどいい?」

姪その1
「うんいいよ」

姪その2
「どこの道路?」


「え?うーん、じゃあ東京」

姪その1・その2
「いいよ」


「子供がね、お父さんが運転する車の助手席に乗ってたの」

姪その2
「じょすせきって何?」


「んーっと、ここ(妹が乗ってる席を指差して)のこと」

姪その2
「うん」


「で、道を走ってたら、ふとお父さんが『前の車の後部座席』・・・。あ、後部座席ってここね、車の後ろの席の事ね。で、そのお父さんが『前の車の後部座席で手を振ってるじいさん、お前の知り合い?』って聞いたの。
その子は前の車を見たけど、後ろの席には誰も乗ってないの。だから『誰も乗ってないじゃん』ってお父さんに言ったの。
でもそのお父さん『は?ずっと手振りってるだろ』って言い張るの。その子は前の車をじーっと見たけど、やっぱり何もいなかったんだって」

姪その1
「はぁ?何で?」




〇|_| ̄ =3
ズコーッ
 


 難しかったようだ。



「前の車に乗ってる幽霊がお父さんにしか見えなくてね・・・って、ホラー説明するのアホくさ」

姪その2
「他のにして」


「えー。じゃあリカちゃんから家に電話が掛かってくる話していい?」

姪その1
「家?ダメ!!!」


「じゃあ学校で・・・」

姪その1
「学校もダメ」

 怖いけど怖すぎなくて、学校や家は関係なくて・・・。私もそう沢山ホラー知ってるわけじゃないから、もうネタ切れ。


「じゃあ、とっておきのやつ。広場の話で、幽霊は出てこないやつ。でも怖い。いい?」

姪その1
「いいよ」


「男の子が何人かでね」

姪その1
「その人何歳?何人?」


「・・・中学生の男の子が3人でね、爆竹鳴らして遊んでたの。
そしたら1人の男の子が木に大きくて深い穴が開いてるの見付けて、『次ここに入れてみよう』って言ったの。
他の2人も面白がって、『やってみて』って言ったの。
で、爆竹に火を点けて穴の中にポイッて入れて、ちょっと待ったらバンバンバンバンッてなるでしょ。
バンバン鳴って一瞬置いて、穴かがゴキブリがぶわぁぁぁぁああって100匹くらい逃げてって、男の子達もびっくりして『ぎゃあああ!』って叫んで逃げてったんだって。木の穴はゴキの住処ってお話」


「ひぃぃぃぃぃぃっ!恐ろしい過ぎる!」


「いやーっ!止めてよ、そんな話」

姪その2
「は?意味わからん」

 大人向け過ぎたらしい。とっておきのやつだったのに。
 その後、


「他はもう、怖い幽霊が出るやつしか知らんなぁ」

と言うと、姪その1は怖くなってきたらしくて「怖い話して」攻撃が終わった。でも姪その2はもうちょっと怖い奴が聞きたかったらしく、家に着いてから私を座敷に連れて行って

姪その2
「他の話して」

って言われたから、適当に作って話してやった。私の作り話なのに怖くなってきたみたいで、

姪その2
「もういい。あっちの部屋(みんながいる部屋)行こう」

って言い出して終了。加減が難しい。
 この後、幽霊豆知識と称して、

「幽霊は実は『うらめしや』とは言わない」
「幽霊は足がないわけではない」
「ていうか、そもそも幽霊とかいない」
「いたとしても見えないなら、いないのと同じ」

とか言って場を和ませてあげた。

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