読み方 |
2010/01/03/15:08 カテゴリー/[育児]本のこと
私は読み聞かせをする時、できるだけ淡々と読む。
読み聞かせとは、あくまで子どもが「本を読む」ことのお手伝いに過ぎない。
読み手は平易に読んで、どう感じるかは聞き手に委ねるのが望ましい。
感情を込めて読むと、聞き手が何かを感じ取る前に読み手の感情や価値観を押しつけてしまうことになる。
司書時代にそう習って、ずっとそう読めるように練習してきた。姪達に読んであげる時も、図書館での「おはなし会」のいい練習だと思って淡々。遊び紙のページもゆっくり丁寧にめくって、読み始める前に一呼吸置く。そのページを読み終わったら一呼吸置いてから次のページをめくる・・・と、読んでる間も色々ゴチャゴチャ考えつつ読む。
気付いたらぴよさんにも、そういうふうに読んでいた。
ヽ(;´Д`)ノ
我が子に対する読み方じゃないな・・・。
親としては、今の時期はもっと愛情込めて読んであげていいと思うんだよなー。
旦那サンがぴよさんに読み聞かせしてるのを見てて、そう気付かされた。彼は3~4冊の本を何度も繰り返し読むけど、飽きてくると色々余計な言葉を挟む。例えば『たんたんぼうや』
を読んでる時は。
旦那サン
「たんたんぼうやがあるけばたんたん
たんたん色黒だね~。日焼けしてるね~。
あとからだれかもたんたんたん」
とか。
不朽の名作となってる松谷みよこさんの『いないいないばあ』
の時は、
旦那サン
「いないいないばあ にゃあにゃがほらほら いないいない
ばあ
うわー気持ち悪いねー。
いないいないばあ くまちゃんがほらね いないいない
ばあ
うわー凄い顔だねー」
うーん、合いの手が斬新だわ。図書館でどっかのお母さんが、「ほら、くまちゃんだよー」とか言ってるのは聞いた事あったけど。でも、これはこれで聞いてて楽しい。
子供が成長してくると、「これ、〇〇だね」「これはなんで?」とか言ってくるようになる。「おはなし会」の時は、そういう子には目を合わせてにっこりほほ笑んで無視してるんじゃないよってことをアピールしつつ、発言はスルーする。けど、それはあくまで対大人数の「おはなし会」のやり方。我が子になら一問一答しつつ読み進めて、話を楽しむ以上のコミュニケーションをするのが楽しいもんだと思う。
旦那サンの変な合いの手で、もうちょっとぴよさんの様子を見つつ声を掛けたりしながら読んでっていいんじゃないかと気付かされた。
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